※本投稿はプロモーションを含みます
今回は、2025/7/1に新発売となるオフィスチェア、C7 Morpherを発売に先駆けて(!)ご提供いただいたので、じっくりとレビューしていきたい。

FlexiSpot様、いつもありがとうございます!
ちなみに今まで提供いただいた他の製品の紹介記事はこちらから。
まず最初に感じたポイントなどをまとめるとこんな感じ。
- あらゆる部分が調整可能でどんな体格の人にも合いそう
- 作業のオンとオフのメリハリがつけやすい
- 最大160°のリクライニングはもはや寝れる
- フットステップが意外と秀逸
- 他社より長めの5年保証が嬉しい
- ギリギリ10万円を切る価格でコスパ良し

それでは詳しくみていきましょう!
【製品概要】

C7 Morpherは、C7シリーズのフラッグシップとして今回新発売されるモデルだ。
元々フラッグシップだったC7 Proよりも更に機能が追加されている。
ちなみに「morph」とは「変形する」という意味。
座る人や用途に合わせていろんな部分が変形してくれるというわけだ。
お値段は定価で96,800円と、10万円を切ってはいるがやや高価格帯のチェアとなっている。
まずは7/1からMakuakeの方で販売が開始されるとのこと。

台数限定ではあるが最大27%オフで購入できるみたいなんだ。

Makuakeのリンクはこちらからどうぞ!
台数限定割引が間に合わなくても、Makuakeであれば最低でも18%オフの約8万円で購入できるぞ。
カラーはブラックとグレーの2種類。


重量や座面高など、チェアとしての大まかなスペックは以下の通り。
- 重量:26.6kg
- 耐荷重:136kg
- リクライニング角度:90°〜135° (スライドバック機能により最大160°)
- 座面高:44.5cm〜53.4cm

細かい調整可能部分の数値は後半で見ていきます!
【開封・組み立て】
毎度のことだが組み立て工程も簡単に解説していく。
ちなみに公式は2人以上の組み立てを推奨している。
僕はなんとか1人で組み立てたが、なかなかギリギリだったので組み立てる際は注意してほしい。

ゴミも整理しながら大体3〜40分で組み立て終わりました。

着弾した様子。
箱も大きく、梱包サイズは79×70×55cmで、重量は34kg。
毎度のことだが、佐川急便のあんちゃんには感謝である。

開封してまず目に入ったのがこちら。


割と大きなチラシ?的な紙が入っていた。気合い入ってますな。

一番上にはチェアの脚の部品がまとめられていた。
このように分けて梱包されていると組み立てしやすいのでありがたい。

サクッと足を組み立て。
ちなみにこの写真は支柱の上下を間違えてはめている。本当は逆なので悪しからず。

その下にはアームレストと背もたれ部分が入っていた。
ちなみに全ての部品がこの保冷剤みたいな緩衝材で梱包されていた
さすがフラッグシップモデルなんだ。

ネジや六角レンチもこのようなスリーブ付きの箱の収納されていた。
この白い布、お手入れ用のウェスか何かだと思っていたのだが…

引っ張り出してみたところなんと組み立て時用の手袋だった。しかもご丁寧に2組。

ハイエンドみを感じますねぇ

ネジたちもこんな感じで梱包されていたぞ。

ハイエンドみを感じながらまずは背もたれとアームレストを合体。
それぞれ下からネジ3本で止めるだけだが、それなりに重いので注意。
そして座面を取り出す。

そして座面と背もたれの接続。

ここが結構大変だったが、ダンボールに座面を乗せてアームレストを最大まで開く形で何とか対応できた。

そしてできた座面をひっくり返して足と接続。
差し込むだけだが、結構重いので注意。

ここで腰がぶっ壊れそうでしたね!


最後にヘッドレストを取り付け、ネジ隠しの化粧板をはめて完成!
【外観】
まずは写真を数枚。
質感など参考になれば幸いである。









全体的な質感はかなり良いです!
【調整可能箇所】
Morpherの名を冠しているだけあって、調整箇所はかなり多い。
細かく見ていこう。
ヘッドレスト
ヘッドレストだけでも3箇所の調整が可能。



前後方向の調整だけは段階的だが、角度調整は無段階で可能。
作業をしているときはあまり使うことはないが、休みたい時には必須のヘッドレスト。


大体どんな首の位置でも合わせられそうなくらいの調整幅は持ち合わせている。
メッシュ部分も程よい硬さと反発力だ。

ヘッドレストの位置で困ることはなさそう!
アームレスト
5Dデュアルアクシスアームレストというなんかすごい名前のアームレスト。



矢印の部分を上に引きながら高さの調整ができる。
高さ調整は段階的で、合計8cmの調整幅がある。

水平方向への調整機構も優秀だ。
左の矢印部分を軸にして270度回転し、さらに右の矢印部分の辺りで360度回転する。
回転させるときはカチカチと緩めのクリック感がある感じ。音は結構カチカチ鳴る。

最大限内側と外側に寄せてみるとこんな感じ。

そして最大限前後に寄せてみるとこんな感じ。
座る位置や作業内容に合わせて好きな位置に持ってくることができる。

デスクと同じくらいの高さにしてこのようにハの字にすると、ちょうど前腕をアームレストに乗せたままタイピングができて楽。

ちなみに結構ふかふか。
背もたれ
背もたれも調整機構がモリモリ。
リクライニング


まずは通常のリクライニング。
90°〜135°の幅でリクライニングが可能。

座面左下にあるレバーを上下させることでリクライニングのロック・解除を行うことができる。

リクライニングを途中でロックできます

座面右下にレバーがあり、これを回転させることでリクライニングの反発の強さを4段階で調整できる。
スライドバック機能


さらにスライドバック機能というものがついている。
背中を預けた状態でさらにもたれかかると、右の写真のように背もたれ自体が少し下に沈みながら後ろに回転するような動きをしてくれる。(伝わるか…?)
これにより+25°のリクライニング角度を生み出し、最大160°のリクライニングを可能にしている。
背もたれの右側にある矢印で指しているレバーでこの機構の調整ができる。
4つの棘みたいな部分を回すとスライドバック機能自体のオン・オフができ、グリップ部分を回すことでスライドの硬さを調整できる。
背面前傾機能


また背もたれ左側にもレバーがあり、これを回すことで背もたれの上部が少し前傾する形での調整ができる。
ランバーサポート
セパレート式のエアランバーサポートが搭載されている。


ランバーサポート自体は力をかけると上側を支点に後方に沈みこむように動く。

少し分かりにくいが中央にダイヤルがあり、ここを回すことでランバーサポートの沈みこむ量を調整することができる。

またこの2つのボタンだが、上のボタンを押すことで内部のエアバッグが膨らんでサポートの強度を調整することができる。
下のボタンを押せば空気が抜ける。
背もたれの高さ
背もたれ全体の高さを調整することもできる。


5段階でトータル6cmの調整が可能で、調整方法は背もたれ自体を上に持ち上げると段階的にロックがかかる仕組み。
一番上まで上げると下まで落ちるようになっている。
座面
座面は高さだけでなく前後の調整機構も備えている。

座面右下に2つレバーがあり、高さと前後位置の調整が可能。
高さ、前後位置ともに8cmの調整が可能だ。


座面を一番後ろと前にずらすとこんな感じ。8cmの差は結構大きく感じる。
フットレスト

フットレストはよくある引き出すタイプ。
足をのせる部分はアームレストと同じふかふかとした素材。
【使用感など】
「オン」と「オフ」のメリハリ
2,3週間ほどこのチェアでブログ作業やゲーム、読書など一通りのことをやってみた。
まず一番の感想は「メリハリをつけやすいチェアである」ということ。
特に背もたれ部分は可動箇所が多いがロック機構が堅牢で、ロックをかけた時の椅子全体の剛性感がかなりしっかりしている。
なので作業中はチェアがフガフガせず、しっかりと腰や背中を支えた状態で座ることができる。
反面休憩したい時はロックを解除すれば一瞬でビヨーンとリクライニングでき、リラックスすることができる。

ちょっと疲れたな…って時にロックをぱちっと解除して伸びるのがむちゃ快適です。
特に背もたれのスライドバック機能が優秀だと感じた。
スライドするとこの部分の動き方的にランバーサポートが少し前に出てきて、背中が反るような形になる。

そのため後ろに最大限倒れると少しだけ背中が反ってストレッチ効果があり、非常に気持ち良い。

特に作業中は前傾になりやすいので、いい感じに背中をリセットできます。
最大160°のリクライニングはちゃんと「寝れる」

リクライニングの角度だが、基本的にオフィスチェアのリクライニング角度は最大120°くらいで、ハイエンドなチェアで130°くらいだ。
有名どころのチェアを見てみても大体135°がマックスといった感じだった。
C7 Morpherに関しては135°に加え、若干飛び道具的なところもあるがスライドバック機能を加え最大160°のリクライニングが可能。
この差が意外と大きい。
135°だとまだギリ「座っている」範疇なのだが、160°になるともう半分くらい「寝る」に差し掛かっている角度だと感じた。
この角度は他のチェアには出せないのでは。

初めてオフィスチェアで昼寝しました。
調整箇所の多さが素晴らしい
ご覧いただいた通り調整箇所がかなり多く、ほぼ全ての部位が動くレベル。
最初のうちは自分に合った位置への調整に時間がかかるかもしれないが、一度はまってしまえば最高の相棒に早変わりだ。
ちなみに僕は在宅ワークではないので連続しても大体3時間くらいの使用になることが多いのだが、腰が痛くなったりは全くない。
特に背もたれの高さと座面の前後位置の調整機構があることで、ほぼどんな身長や体格の方でも最適な座り心地を追求できると感じた。

繰り返しにはなりますが、個人的には特に腰〜背中のサポート力がかなり優秀だと思います。
意外と嬉しいフットステップ

ノーマークだったが意外といいなと思ったのが脚の先端にあるフットステップ。
椅子に座っているとここに足を乗せて使用することも多いのではないかと思う。
靴やルームシューズを履いて入ればあまり気にするところではないかもしれないが、屋内で使用する以上絶対裸足で使用するタイミングもあるはず。
ここが細いと裸足で足を乗せていると力が集中して痛くなってきてしまうが、C7 Morpherはしっかりとした平面のフットステップが設けられているため、長時間裸足で足を乗せていても痛くなりにくい。
スリッパなどを履いていても、足を乗せた時の安定感がまるで違う。
最近流行っているいろんなチェアを見てみたが、フットステップを備えているものはほぼなかった。

ありそうでなかった感じでしょうか?今後も流行ってほしいです。
フットレスト
C5の記事内でフットレストにそこまで必要性を感じない的なことを書いていた。
厳密には「フットレスト自体はあってもいいが、わざわざチェアに付属してなくてもいいのではないか」と思っていた。
が、今回C7 Morpherのフットレストを使用して考えが変わってしまったんだ。
僕がチェアのフットレストに感じていた違和感の正体は、「支柱」にあったことに今回気付かされた。

チェアに内蔵されているフットレストって、こういう感じで左右の端に支柱がついていることが多いと思う。
実際ここの設計に関して他のチェアを色々見てみたが、やはりこういった設計になっているものが多い。
このタイプだと何が面倒かって、足を下ろすときに支柱を避けるように股を大きく開かなければいけないのが面倒くさいのだ。

これが面倒であまり好きではなかったんですわ…

その点C7 Morpherのフットレストの支柱は中央に1本のタイプ。
これだと隙間に普通に足を下ろせるので無駄に股を開く必要がない。
このタイプであればチェア内蔵のフットレストは大歓迎である。
全部のチェアこうしてくれとも思ったが、座面の下にはリクライニングなどの機構を盛り込む必要があるから、中央にフットレストの支柱を入れるのは設計上難しいとかあるのかな…?
ただこれはこれでフットレストの中央が切り抜かれるので好みが別れるかもだが…
5年間の無料保証
なんと5年の保証がついている。ちょっと長くないか…?w
他社のチェアは3年保証が多いので、ここはありがたいポイントだ。
気になった点
ここからは少し気になった点をいくつか。
とはいえ好みによる部分もあるので悪い点というわけではない。
メッシュの座面

このチェアに限った話ではないが…
今回メッシュの座面のチェアは初めてで、個人的にはC5のようなウレタンの座面の方が好みかもと感じた。
とはいえC7 Morpherの座面でお尻が痛くなることもないので、別にどっちでもいいのかもしれない。
ただこれから暑くもなってくるので、通気性が良い方がいいかな?

どっちでもいいけど、ウレタン座面の方がより好みって感じですかね。
アームレスト
アームレストについて気になった点。
調整幅自体や質感などは文句なしなのだが、基本的に動かし方が回転運動を伴う形になっている。
そのため、前後にアームレストを動かしたいときには回しながら動かさなければならない。

C5のアームレストは前後調整がスライドで可能だったので、前後に動かしたいときに少し移動量が多いかなと感じてしまった。
調整幅と稼働機構を得るためには仕方ないと思うが。
あと動かす時のカチカチ音が割と大きめ。気になる人は気になるかも。
重量
これはハイエンドチェアである以上仕方ない部分だ。
26.6kgあるが、大体同価格帯のチェアも同じくらいの重量なので、C7 Morpherが特別重いわけではない。
キャスターの性能も良いからか思ったよりはヌルヌル移動できるが、それでも若干の重さは感じてしまう部分は否めない。
【改めて光るC5のコスパの良さ】

少し蛇足的な話かもだが、今回C7 Morpherを使用してみて、前回ご提供いただいたC5のコスパの良さを図らずとも再確認させられることとなった。
正直C7 Morpherは10万円に迫る価格設定のハイエンドモデルなので、機能面や座り心地など、優れていて当然ではある。
またC7 Morpherのターゲットとしては基本的に長時間チェアに座る人だろう。
1日8時間チェアで過ごす人からすれば、チェアに10万円出すのはあまり高くないかもしれない。
しかし僕のように使っても3〜4時間みたいな方には、やっぱり10万円のチェアというのは少し高いと感じてしまうかもしれないし、直球のターゲット層ではないかもしれない。
そこで最低限必要な機能を持っていて3万円台のC5はかなりコスパに優れたチェアだ。
セールを狙えば2万円台で購入することもできる。
座り心地も価格ほどの差があるかと言われれば全くそんなことはない。
長時間の使用が無い方であれば、正直C5でも全然OKだと思う。
【まとめ】

今回初めてハイエンドなチェアを使用させていただくことになったが、やはりハイエンドなだけあって使い心地は素晴らしい。
お値段の面でも、昨今は10万円越えのチェアが増えてきていることを考えると特別高価というわけでも無いかなとは思う。
それでいて最大160°という圧倒的なリクライニング角度、さまざまな調整機構を備えており、このチェアによる生産性の向上を考えると決して高い買い物では無いのではないだろうか。
この価格帯の中でもコスパに優れたチェアという評価をして全く差し支えないと思う。
再度感じたポイントをまとめるとこんな感じ↓
- あらゆる部分が調整可能でどんな体格の人にも合いそう
- 作業のオンとオフのメリハリがつけやすい
- 最大160°のリクライニングはもはや寝れる
- フットステップが意外と秀逸
- 他社より長めの5年保証が嬉しい
- ギリギリ10万円を切る価格でコスパ良し
10万円以内で長時間使用できるチェアを探している方にはかなりお勧めできる。
早めの購入であれば7万円台〜購入ができるので、気になった方はぜひチェックしてほしい。

最後まで読んでいただきありがとうございました!