今回はレトロな見た目が人気のスピーカー、DivoomのDitoo Proを紹介していく。
ゲーミングデスク周りでは割とよく見るガジェットの1つだ。
実際の使い勝手なども含めてレビューしていきたい。
Ditoo Proとは
Divoomは香港のメーカーで、主にピクセルアートを内蔵したガジェットを多く販売している。
その中でもDitoo proは16×16のLEDピクセルの3.55インチの画面を備えたBluetoothスピーカー。
価格はサイトによってばらつきがあるが定価は大体14,000円程度。ただしAmazonでは定期的にセール価格になっていたりするので購入するタイミングは要チェック。僕が購入したときは7,000円台まで値下げしていた。
色は白、ピンク、黒、緑、青の5色。
スペック
スピーカーとしての性能は最大出力10Wで周波数応答は30Hz。
小型ながらサブウーファーを内蔵している。
充電はUSB Type-Cで行う。
大きさはG2000と比べて大体同じくらい。重さは500gほどで結構ずっしりしている。
接続方法
スマホやPCとはBluetooth接続かUSBでの有線接続ができる。
また後方の下部にmicro-SDカードのスロットがあり、こちらからの音楽再生も可能。
完全に余談だがmicro-SDカードでの音楽再生はガラケーを思い出させてなんだかエモいものがある。
出来ること
Ditoo Proが出来ることとしては以下のようなものがある。
- 音楽再生
- ボイスメモ(最大60秒)
- アラーム
- ストップウォッチ
- 騒音計
- 色塗り
- いくつかの内蔵ゲーム(ブロック崩しなど)
- 好きなピクセルアートの表示
わざわざ使うかと言われれば微妙だが、意外と機能としては豊富な気はする。
操作方法
ボタンが6つに加え、レバーと再生切り替えボタンが付いている。
ちなみにこのボタンは実際のメカニカルキーボードで使われている青軸になっており、押し込むとクリック感がある。
「m」ボタンでメニュー画面に入り、使いたいモードを左右ボタンで選択、決定は右のレバーで行うといった感じの使い方だ。
「+・ー」ボタンはそれぞれ音量の調節、右上の太陽のようなボタンはアプリ側で設定した画面を順に切り替えるボタンだ。
右下の音符マークのボタンは、複数の音楽再生機能が接続されている際にそれを切り替えるボタンとなっている。
他にもそれぞれボタンの長押しでキーボード部分のバックライトの明るさやライティングの変更を行うことができる。
この辺りは付属の説明書に記載されているのでそこまで困ることはないだろう。(ただ全く読んでいない状態だと使いこなせないと思う)
音質
正直小さいので音質はほぼ期待していなかったのだが、これが意外と悪くなかった。
一応サブウーファーも内蔵しているので全体的にうまくまとめられていて全然聞けるレベル。
じっくり音楽を聴く用途では正直微妙かもしれないが、作業用などBGM程度に音楽を流しておく程度であれば全く問題ない。
アプリでの設定
スマホに公式アプリをDLして接続すれば、以下のような細かい設定が行えるようになる。
- 時計の表示方法の変更
- イコライザーの変更
- 好きなピクセルアートの作成
- アプリ上に投稿されているピクセルアートのDL
基本的に画面表示に関する設定はアプリからほぼ行うことができる。
イマイチな点
カラー展開
これはデスク環境にもよるだろうが、個人的には白に合わせているカラーが緑なのが少しだけ不満。
黒や緑はボタンも含め黒一色、緑一色なので、白一色で作ってくれても良かったのになぁと思う。
音質
思ったより良いとはいったが結局は小型のBluetoothスピーカーなので音質に限界はある。
Gitoo Proで音楽を聴いた後にG2000で音楽を聴くと改めてG2000の音質の良さにびっくりする。
「ディスプレイ付きで綺麗に光る映えるインテリア」として使う方が多いかな…と個人的には思う。
にしても改めてG2000は良いスピーカーである。
良い点
唯一無二のデザイン
Divoom製品全般に言えることだが、やはりデザインが他では見ないもので素晴らしい。
一昔前のデスクトップパソコンのようなデザインとレトロ感のあるドットで構成された画面。
僕のような平成1桁生まれにはほぼ確実に刺さるデザインだし、最近の若者の間でもレトロ感のあるものが流行りがちだ。
デザインとして完成されているのでデスク上にポン置きするだけで様になってくれる。
質感
定価14,000円するだけあって質感も良い。
外側もツルツルとした表面仕上げになっており、細かいところの雑さなどもなく、安っぽさは全くない。
画面の発色やボタン下のライティングも綺麗だ。
ちなみにパッケージもこんな感じでショッパーのような小さな紙袋に入っておりとても可愛い。
まとめ
正直にいうとメインのスピーカーとして使うものではないかな、とは思う。
スピーカーとしてよりは、インテリア、ガジェットとしての完成度が非常に高い。
デスク周りで「ここのスペース何か起きたいな…」と思うことはよくあるが、そんな時には良い選択肢だと思う。
置くだけでデスクが垢抜けてオシャレになるし、物自体の質感も良いので所有欲も満たされる、そんな一品だ。
Divoomは他にもオシャレなデスク周りガジェットをたくさん発売しているので、ぜひ見てみてほしい。
それでは。