今回は現在使用しているキーボード、logicool G G515について、PCライトユーザーの目線から掘り下げていこうと思う。
現在使用中の他の機器はデスクツアーで触れているのでぜひ見ていってほしい。
結論:普段使いでも快適に使用できている
まず僕の主な用途としてはこのブログの執筆がメインなので、正直なところゲーミングキーボードではあるがゲームにはほぼ使用していない。
ただ先に結論から申し上げると、ゲーム以外の用途でも至って快適に使用できている。
2万円近くするキーボードなので快適に使えてくれなければ困るので当然っちゃ当然である。
G515の基本情報
最初にこのキーボードの基本的な情報から。
ロジクールG(ゲーミング)シリーズのキーボードで、正式名称は「G515 LIGHTSPEED TKL」
2024年7月に発売された比較的新しいモデル。
定価は21,890円だが、公式通販では10%オフのクーポンが大体いつでも配布されているし、大手の家電量販店でも多少は値引きやポイント還元があるので20,000円くらいが実売価格になってくる。
キーはラピッドトリガーではなく一般的なメカニカル式。
商品名にTKLとあるので、文字通り右側のテンキーがないテンキーレスでJIS配列。
本体の色はブラックとホワイトの2色。
キーのタイプはタクタイルとリニアの2種類がある。
- タクタイル:クリック感のある茶軸、押下圧45g
- リニア:クリック感はない赤軸、押下圧43g
- どちらも作動点1.3mm、キーストローク3.2mm
サイズは約37cm × 15cmで、高さは脚を立てずに大体2cmくらい。
そしてこのキーボードの最大の特徴が、ロープロファイル(薄い)であること。
またゲーミングキーボードなのでRGBライティングも当然ついている。
接続方法は付属のUSBワイヤレスレシーバーをPCに挿して接続、もしくはBluetooth接続が可能。
より細かい情報は公式サイトを見ていただくのが一番だろう。
G515を選んだ理由・他の選択肢
このG515を選んだ理由だが、そもそも今回キーボードを買うのは初めてだったのだ。
キーボードは無限にあるのである程度条件を絞って決めていく必要がある。
とりあえず条件として
- なるべく汚れにくい白
- MacBook Airをずっと使ってきていたためパンタグラフ式、もしくはメカニカル式でも薄め、かつテンキーレス
- 初めてなので手堅くある程度大手メーカー、実際に店舗で触れるもの
を挙げて選択肢を絞っていった。
最後まで悩んだものをいくつか挙げてみる。
Apple Magic Keyboard
https://www.apple.com/jp/shop/mac/accessories/mice-keyboards
Mac miniと接続して使いたかったのでもちろんAppleのMagic Keyboardが選択肢にはあった。
MacBookのキーボードと同じくらいの厚みで使用感もおそらく一番近い。
テンキーレスのモデルであればTouch ID付きのものでもG515と同じ2万円程度。
ただ懸念が「白いキーボードの耐久性」だった。
職場に5年以上使用されているMagic Keyboardがあるのだが、キーの表面がだいぶ禿げて汚れが目立つ状態だったのを思い出した。
最近のモデルであれば改善されているのかもしれないが、なるべくなら白さを保って綺麗に使っていきたい。
指紋認証はかなり魅力的なのだがMagic Keyboardは一旦見送ることとした。
logicool MX KEYS MINI
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mini-for-mac.920-011219.html
正直そこまでキーボードのメーカーには詳しくなかったので、パッと思いついたのはlogicoolだった。
こちらはノーマルなlogicool(ゲーミングではない)のキーボードだ。
MX MASTERシリーズのもので、この名前がついているものはlogicoolの中でもハイエンドなシリーズだ。
見た目や厚みもMagic Keyboardと似ている。お値段も2万円程度。
ただよく考えてみると見た目と値段がほぼMagic Keyboardと同じなのだが、こちらにはTouchIDが無い。
評判は良いが自分的にはこれならMagic Keyboardを買った方が良さそうなので却下となった。
logicool G G515 【君に決めた】
結局これにしたわけだが、正直ゲーミングシリーズから選んだ明確な理由はあまりない。
最初に挙げた条件をある程度満たしてくれそうだったのがこのキーボードだったのだ。
ヨドバシで実際に触れて選んだのだが、キーの材質がPBTというものらしく、さらさらとした質感で見た目もマットな感じで悪くない。剥げてくることもほぼ無いそうだ。
薄いとはいえメカニカル式なのでMacBookと比べれば押し込む感触はあるが、まぁ慣れるでしょう、という感じだったので購入を決めた。
リニアとタクタイルも少し迷ったが、あまりパチパチしててもうるさそうだったので、リニア(赤軸)を選んだ。
使用感
ある程度実際に触ってから決めたので、使い心地に関しては特に不満は感じていない。
打鍵感もスコスコとした感じで、打鍵音もうるさすぎずちょうど良い。
キー自体の剛性もしっかりしており、キーがカチャカチャ動くようなこともないので、ゲームが白熱しても大丈夫そう。
また一般的なメカニカルキーボードと比較するとキーの押下圧や作動点が浅めではあるが、その分キーキャップの上面の部分が広めに取られているため、誤入力もしにくくなっている。
ノートPCのキーボードに慣れている人なら大きな違和感なく使えそうだ。
ゲーミング用だからと言って普段使いに向かないかと言われると全くそんなことはない。
キーが光っている必要は別にないと思っていたのだが、使っているうちになんやかんやRGBライティングも悪くないなと思い始め、色を変えたりして割と楽しんでいる。
カスタマイズ性
G515は専用のG HUBというアプリでカスタマイズができる。
G HUBでは大きく3つの項目をカスタマイズできるほか、バッテリー残量や残りの稼働時間を確認できる。
LIGHTSYNC
キーの光り方のカスタマイズができる。
波打つ光り方などのプリセットがいくつかあるほか、自分が光らせたいキーを好きな色で光らせたりもできるので、結構カスタマイズ性は高そう。この辺りはさすがゲーミング用といったところ。
割り当て
キーの割り当てができる。
自分で一から設定することもできるが、面倒だったので公開されているプリセットを検索し、MacBookという名前のものがあったのでそれを反映させ、細かいところは自分が使いやすいように変更し使っている。
主に割り当てを行うのはファンクションキーになるだろう。
現在は以下のようにしてある程度よく使う操作を割り当てている。
- F2:スクリーンショット
- F3:Spotlight検索
- F4:新規フォルダ作成
- F5:コピー
- F6:切り取り
- F7:貼り付け
- F8:1つ戻る
- F9:再生/一時停止
- F10:停止
- F11:前の曲
- F12:次の曲
もちろんこのほかにも様々な割り当てができる。
自分で設定を行えばアプリケーションの起動などのマクロを割り当てられるし、SHIFT、ALT、CTRLキーとの同時押しやキーの保持、リリースといった部分も割り当てができるようだ。
ゲームモード
キーボード本体左上にある3つのボタンの一番右のボタンを押すとゲームモードになる。
ゲームモードではWindowsキーなどの誤って押された場合にゲームが中断されてしまうキーの無効化ができる。
ボタン1つでゲームモードのオンオフができるので、すぐに切り替えられるのは便利そう。
僕はキーボードでゲームはしないので不要だが…
Macとの相性
Macでも特に問題なく使用できている。
ただしMac側のシステム設定でキーボードの簡単な設定は必要。
また先に書いたように多少のキー割り当ても必要だが、今のところはMacでも快適に使用できている。
まとめ 【非常に良いキーボード】
自分の中で比較対象が少なく、ゲームに使わないため本来の評価ではないかもしれないが、流石はlogicoolといったところで、尖ったところはないが総合的に非常に使いやすく良いキーボードだと感じた。
最近のGシリーズのキーボードは賛否両論の意見をよく見かけていたが、このG515はゲーマーからの評価も悪くなく、概ね好評なキーボードのようだ。
Gシリーズのロープロファイルキーボード先駆けであるG913、G915の良いところを引き継ぎ、価格も2万円程度まで抑えられている。
G915に比べれば高級感こそないかもしれないが、G515自体は全体的にマットな質感でまとめられており、決して安っぽさもない。
一般的なゲーマーや、普段使いでたまにゲームもする、といった用途であればかなり良い選択肢だと思う。薄めのキーボードが好みであれば尚更だ。
そのうち別のキーボードも買ったりするかもしれないので、その際は比較していきたいと思う。
(沼らないようにしないと…)